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2009年09月01日

千仏鍾乳洞(#3)

「誰も行ってくれないと、もう一回トライするかもしれません」
と、言い残して1年・・・誰も行ってくれないのでまた行きました!

これで千仏鍾乳洞3回目の挑戦です!
第一の滝での、”カメラ・電灯類への水対策”はバッチリ。
今回こそ、最後まで行くぞ!・・・と、意気揚々と入洞しました!

▼初音乳
千仏鍾乳洞(#3)

獅子口、初音乳・・・と通り過ぎ、あっという間に日暮天井へ!

▼日暮天井 ※混雑時はここで照明終わり(870m地点)
千仏鍾乳洞(#3)

夏休みということもあり、ここから照明がありません。
ここからは、持ってきたライトを点灯して前へ進むことになります。

さて、ここで鍾乳洞の地図を確認してみましょう。

千仏鍾乳洞(#3)

最大の難所と呼ばれる堀サク門(900m地点)をクリア。
そして、地獄トンネルも・・・やや水位が高いのが気になりますがクリア!
icon76前回の様子はこちら

▼地獄トンネル(裏から)
千仏鍾乳洞(#3)

裏から見ると、入口がほとんど水没しているのが分かります。
そう言えば、前日は確か午前中は雨だったので増水しているのかも?

さて、前回ギブアップした第一の滝!!
カメラを濡れないように完全防備して前へ!前回以上の激しさ!
狭い洞内、逃げ場もなく、滝の水がバシャバシャと音を立てる!!

腰を屈めて、第二の滝への道と思われる隙間へ到着。せっ、狭い!
もはや、立つことは不可能・・・というよりしゃがんで進むのも厳しい。


膝をついた状態で、水に浸かりながらの進軍です。

ちょっと、マジで狭いです!!
閉所恐怖症の人は絶対に無理でしょうね、ここは!

▼膝をついた状態でひたすら進む
千仏鍾乳洞(#3)

天井と水面の距離は50cmくらいだと思います。
これがずっと続きます・・・しかも鍾乳石があると更に狭くなり、
水面との距離20~30cm程度まで下がります。いや、もっとか?

▼狭くなる個所がいくつかある
千仏鍾乳洞(#3)

これを避けながら、鍾乳石の隙間を通って前へ・・・。
しばらく進むと滝が・・・これが第二の滝か?ええっ、小さい?

▼第二の滝 向こうへの入口 40x80cmくらい
千仏鍾乳洞(#3)

50cmくらいの深さの滝つぼの上に向こうへの壁に人が入れる穴があります。
大きさは40cm×80cmくらいだろうか?この道を塞ぐように滝がある感じです。

上半身を滝に入れてみると、確かに先がある。
緩やかに左に曲がっていて、その先は分かりませんが、
水面との距離が30~40cmくらいしかなく、どんどん水が流れてくる。


やはり増水しているのだろうか?これはちょっと危険かも?
子供なら入っていけそうですが、ずっと続くようなら大人は転回できない広さ。
もし少しでも増水したら、パニくったら溺れる危険もあるかもしれません。
残念ですが、ここで撤退すべきと判断・・・・それも大事なことかと。

▼第二の滝手前の広い空間で記念撮影
千仏鍾乳洞(#3)
※洞内の広さが分からないので特別出演です

実はこの時、写真では気丈にも笑ってますが、
水温は14度と低く、また、さすがにここまで来ると誰も周りにおらず、
しかも真っ暗闇という状況なので、寒さと恐怖感でぶるぶる震えてました。

やや広い場所で撮影しましたが、小学3年生でもこんなに窮屈そう。
自分がどんな態勢で撮影しているのか・・、容易に想像出来ますよね?

現在、ケイビング Cavingブームですが、酸欠や事故など危険に
遭遇する可能性が高すぎて、遊び半分ではとてもできないスポーツです。
無理をせずに、少しでも危険を感じたら撤退する勇気も必要だと思います。

もう一度、チャレンジするかどうかは未定です。

・・・

▼大きな鍾乳石
千仏鍾乳洞(#3)

途中、こんなキレイな鍾乳石が・・・。

関連リンク: 千仏鍾乳洞, 千仏鍾乳洞(#2)

天然記念物 千仏鍾乳洞
北九州市小倉南区平尾台3-2-1

▼地図はこちら


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(特別付録)

▼第三の滝まで制覇した方の貴重な映像 


(注釈)
7:04の地点が、恐らく『第二の滝&この先への横穴』です。
コンディションが良好で滝に見えないほど水量が少ないと思われます。

この映像では『第三の滝』に到着したところで終了しています。
色々、調べてみるとこの場所が一般的なゴールと呼ばれています。
更に進むことも可能だそうですが、初心者は止めた方が良いでしょう。


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(おまけ)

牡鹿鍾乳洞は千仏鍾乳洞のすぐ近くにある
日本でも二つと言われる珍しい垂直鍾乳洞です。

洞底までの距離は30m。
階段が設置されているので、これを降りて行きます。

▼牡鹿鍾乳洞
千仏鍾乳洞(#3)

洞内では、カワウソ、猿、ナウマン象などの化石が
多数見つかっており、”恐竜の落とし穴”と呼ばれているそうです。

▼地下水流
千仏鍾乳洞(#3)

千仏鍾乳洞とは違い、洞内は粘土質の泥で出来ています。
そのため手や履物がどろどろになってしまうので注意ください。
(靴等は、管理棟で洗うことができます)

また千仏鍾乳洞は基本平行移動ですが、
こちらは下へ、下へと進んでいく感じです。ちょっと怖い。

▼地上への階段
千仏鍾乳洞(#3)

見学できる範囲はそれ程広くない。
30分~1時間程度で外へ脱出できます。ホッと一息です。

▼平尾台の羊群原とピナクル ※クリックで拡大
千仏鍾乳洞(#3)


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Posted by iriek at 10:00│Comments(14)遊ぶ
この記事へのコメント
私も子供たちが小さかった頃
行きました。
あの冷たいに 
水体じゅうつかる
パワーはありません(笑)
Posted by w_osakew_osake at 2009年09月01日 15:47
すごい!!!!
こんなところがあったとは知らなかったし^^;
貴重な体験談&画像をありがとうございます!
Posted by SweetColorSweetColor at 2009年09月01日 17:27
>w_osakeさん
フツーの観光者は、堀サク門くらいまでですよね。
それ以上行くのは、余程の物好きか、バカだけです!(笑)

お手軽ケービング体験と考えれば、
費用も安いし、比較的安全なので、子供でも楽しめますよね!


>SweetColorさん
日本で一番面白い洞窟だと思います!個人的に1等賞あげたい!
是非是非・・・一度はチャレンジしてみてください!最後まで!(笑)
Posted by iriek at 2009年09月01日 19:01
私も 子供の頃 建築会社を経営していた父に 現場を見に行くから・・ と言われて、小倉の平尾台 に連れて行った思いでが
あります~~

そのトラウマか、 鍾乳洞は 怖くて 怖くて・・・

(年には 関係無いようですね・・・)
Posted by > 瑠璃ママ < at 2009年09月01日 21:29
内視鏡で腸を見ているようだ。
とか、思ってしまいました。
Posted by egorinegorin at 2009年09月01日 23:29
今年も行かれましたか!
凄いですね…ドキドキしながら読み進めて行きました(^_^;)

息子さんも一緒に行かれたなら、息子さんにとっても
お父さんとの夏の良い思い出になったでしょうね♪(*^-^*)
Posted by 木こり at 2009年09月02日 00:32
多分私はむりですね。

水怖いし、狭いし、暗いし(倉石・・・・・)笑って。
Posted by 倉石一成倉石一成 at 2009年09月02日 02:21
まるで往年の川口隊長探検シリーズを

見てるかのような迫力でした。
Posted by ほりねこほりねこ at 2009年09月02日 12:06
>瑠璃ママさん
建築現場といって・・・?千仏鍾乳洞ですか、それとも別の?
いずれにしても最初のイメージは大事ですよね!最初が楽しいと、
何度でも行きたいっ!と思うみたいです(うちの息子のパターン)し、
怖いイメージだとトラウマになって・・・(笑) 残念ですね!

是非、そのトラウマを克服すべく・・・勇気を出してみては?


>egorinさん
誰かも言ってましたね~!
ホント、鍾乳洞の中にずっといると自分がどこにいるのか、
分からなくなる感覚があります・・・・、あと、思うのは、
「自分、何やっているんだろう?」と冷静に思うことです(笑)

何故、鍾乳洞に入るのか?
そこに鍾乳洞があるから・・・ですよね?やっぱり。


>木こりさん
今年も再チャレンジしました!へたれな結果で申し訳ございません。
誰かが制覇してくれないと、来年もう一度挑戦するかもしれません。

息子は夏休みの一番の思い出になったみたいで、作文に書いてました♪
Posted by iriekiriek at 2009年09月02日 21:43
> 倉石一成さん
ガタイが良すぎで、所々詰まちゃうかもしれませんね!
でもそのうち、息子さんに連れてって~とせがまれますよ!

その時までに、その場を切り抜けられるように、
さらに『おやじギャグ』に磨きをかけてください!!


>ほりねこさん
川口隊長探検シリーズ・・・懐かしいですね!
続編は、ほりねこ一家にお任せします!なんとか最後まで~!

もし行かれるなら、このビデオは凄く参考になりますヨ!
Posted by iriekiriek at 2009年09月02日 21:48
すごいですねっ!
実況中継有難うございます。
もとより閉所恐怖症な私、おまけに水も怖い。
平尾台には行ったことがあるのですが怖くて入れず。
内部はこうなっているんですね~。
Posted by komorebigardenkomorebigarden at 2009年09月03日 00:47
>komorebigardenさん
閉所恐怖症の方には、かなり怖い実況中継でしたね。
今回取り上げたのは、かなり上級者向けの場所になります。

『奥の細道』までは水もなく、かなり広いので服も濡れることもありません。
照明のある『日暮天井』~『堀サク門』くらいまでは、
10~20cm程度の水の中を立ったまま歩いて探検することになります。
それ程、怖がらずに一度、平尾台の鍾乳洞を楽しんでみて下さい!
Posted by iriekiriek at 2009年09月03日 01:23
すごーーーい!川口浩探検隊バリの迫力中継!
ドキドキしました!(^^)!
何度か行きましたがそんな奥までは怖くて行ってません(>_<)
すごいですね\(^o^)/
                    テリーヌ
Posted by 葡萄酒家&テリーヌテリーヌ葡萄酒家&テリーヌテリーヌ at 2009年09月04日 16:57
>テリーヌさん
普通の人がいかない『堀サク門』以降となると、
やっぱり川口浩探検隊並の準備が必要になります。

閉所恐怖症でなければ、意外と楽しいですよ!
一度、お二人で挑戦されてみては?(笑)
Posted by iriekiriek at 2009年09月04日 18:01
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