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2011年01月24日

みらい館(#2)

みらい館の常設展示のほんの一部を紹介します。
原子から医療、ロボットまで様々な未来の技術が展示されています。

▼インターネットの仕組み
みらい館(#2)

こちらは子供でも理解できるように工夫されたインターネットの仕組み。
送りたい信号を白黒のボールに例えて、ルーター(郵便局)などを通って相手の
ところまでボールが届く様子を理解できるようになっています。なかなか面白い!
子供たちも興味を持ってました・・・・こういう工夫された展示が福岡にも欲しいなあ。

▼しんかい
みらい館(#2)

こちらは深海探査艇しんかいの本物。
結構簡単な作りなんですが、殆どの船体には水が入るようになっていて水圧が
かからない様になっています。人間が乗る直径5mほどの球体だけが20cmくらいの
暑さのチタン合金で出来ていて2,000mの水圧にも耐えるようになっています。
この狭い空間に3人乗り。当然、トイレとか作ってませんので我慢、我慢です(笑)

子供たちは遺伝子とか、脳の仕組みとか、ロボットに興味を持ってたみたい。
ボランティアがたくさんいて、展示の説明をしてくれます。ひとつの展示に1~2名くらい。
退職された専門家とか、学生ボランティアだと思いますが、良い取り組みですね。

▼カミオカンデ(光電子増倍管)
みらい館(#2)

自分が一人で一番長く観てたのはこちらの展示・・・、カミオカンデです。
10年くらい前に日本人初のノーベル物理学賞を受賞した、アレです!カミオカンデは、
3000トンの超純水を蓄えたタンクと、写真の1000本の光電子増倍管で出来ています。

ニュートリノはものを貫通する能力が高いのですが、まれに他の物質と衝突します。
この衝突を検出するため、タンクに3000トンもの超純水ため、ニュートリノが水の中の電子に
衝突すると高速で移動する電子より放出されるチェレンコフ光は青白く発光します。これを
壁面に備え付けられた光電子増倍管で検出し、どの方角からきたか計算する仕組みです。

このニュートリノを検出した功績でノーベル物理学賞を受賞されました。

とても素晴らしい成果ですが、そもそもカミオカンデを作った目的は別にありました。
陽子崩壊という陽子の寿命を調べる目的だったのですが、超純水を3000トンためて、
(陽子の寿命が10^33年ならば)10^33の陽子を集めれば1年に1個の陽子の崩壊が
観測出来るはずとの予測でしたが、実際には観測されませんでした。従って現在では
陽子の寿命は10^33年よりも長いとされています。とても興味深いので本でも買ってみよう!

日本科学未来館みらい館
東京都江東区青海2-3-6
http://www.miraikan.jst.go.jp/

▼地図はこちら



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Posted by iriek at 12:00│Comments(0)学ぶ
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