胃がん手術
昨日、父が杏林大で胃がんの手術(D.切開剥離法)をしました。
手術は無事成功し、1週間ほどで退院できる見通しです。
▼杏林大学医学部付属病院 外科病棟
発見した時には手遅れになるケースが多く
かつて胃がんは死亡率が90%以上の難病でした。
(現在では45%程度だそうです)
今回、5cmほど胃の内壁を切っただけで済みました。
縫合はせず、クリップで留めるだけで、治るんですから、
人間の自己再生能力には驚かされますね。
もう少し様子をみてから、福岡に帰ろうと思います。
▼胃がんについて詳しく知りたい?
標準的なA.
外科手術では、開腹して、胃の3分の2以上を切除し、
胃の周りのリンパ節を取り除くものです。大きく広がっていても、
早期がんならB.
腹腔鏡(ふくくうきょう)手術という選択肢もあります。
王監督が受けた手術です。
おなかに1センチ強の穴を4、5か所開け、カメラや超音波メスなどの
手術器具を挿入し、モニター映像を見ながら胃やリンパ節を切除します。
▼腹腔鏡手術 東京医科歯科大
C.
内視鏡治療とは、口から胃カメラを入れ、がん組織の根元にワイヤをかけ、
高周波電流を通して焼き切る。内視鏡治療なら、後遺症はほとんどなく、
治療前と生活は変わらない。ただし、がんが粘膜にとどまり、
リンパ節転移の可能性がほとんどない場合に限ります。
日本胃癌(いがん)学会の治療指針では、1回で取りきれる限界の
2センチまでの大きさが対象ですが、広くそぎ取れるD.
切開剥離(はくり)法
という内視鏡治療なら、2センチ以上のがんでも1回で取りきれます。
---以上、読売新聞記事から抜粋---
【胃がん手術をするならこの病院】
日本消化器病学会と日本消化器外科学会の研修認定病院954施設に対し、
治療件数をアンケートし、537施設(回収率56%)から回答を得た読売新聞データ。
これは手術と内視鏡治療の合計が100件以上の東京、福岡の優良病院です。
A=手術、B=手術のうち腹腔鏡手術、C=内視鏡治療、D=内視鏡治療のうち切開剥離法
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