桜島

iriek

2010年11月27日 12:00

桜島は鹿児島湾にある東西約12km、南北約10km、周囲約55km、
面積約77km²の火山島です。1914年(大正3年)の大噴火により大隅半島と
陸続きとなりました。今年この桜島の噴火回数が年間最多記録を更新しました。

今までの年間最多記録は2009年の548回でしたが、今年は4月までに536回、
10月までにはなんと1,138回と大幅に記録更新中です(今年はまだ2カ月残ってます)

▼噴煙をあげる桜島


これほど桜島の活動が活発になったのは2003年頃から。2006年に昭和火山で
58年ぶりに噴火を再開すると勢いは収まらず、2009年、2010年と記録更新中です。
元々、鹿児島湾は阿蘇山と同じくカルデラであり、凹んだ部分に海水が流れ込んで
湾を形成しています。ここの湾の下にマグマが溜まり、中央にある桜島で噴火する訳です。

いずれにしてもこのまま小さな噴火が何度も起こるのは間違いなく、
直ぐにでも昭和噴火クラス(1-2億立方メートル)の熔岩を噴出させる噴火が起こると言われてます。
2020-2030年には大正噴火(大隅半島と陸続きになった)と同程度のマグマが蓄積されると
見積もられています。それが直ぐに大噴火になる訳ではありませんが、十分に警戒が必要でしょう。

桜島の西方には日本第2位の緑茶の生産地知覧があります。
もし大噴火すれば降灰などで茶畑も損害を受ける事は間違いないでしょう・・心配です。

関連リンク: 火山活動解説資料(気象庁)

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