福岡の蝉
福岡の夏は暑い。その上、
蝉がうるさい。
このうるさい蝉を採取して標本にすることを思いついた。
夏休みの自由研究と題して、小学2年生の子供に指令を出す。
「図鑑に載っている蝉を全て捕まえる事」
但し、ミンミンゼミは福岡にはいない。それ以外は捕まえて標本にしよう。
喜んで虫網、虫かごをもって夢中になって蝉を採取しに行く。
夏休みの楽しい思い出....プライスレス。
▼クマゼミ 福岡市街地 主に午前中にシャーシャー鳴く
東京にはいない蝉。変わりにミンミンゼミという分布らしい。
たくさんいるし、簡単に捕まります。殆ど逃げない。
但し、捕まえると
ギャーギャー騒ぐのが特徴。
お前には情緒というものは無いのか?
▼アブラゼミ 福岡市街地 羽が茶色 午後にジージー鳴く
すばやい動きが特徴で素手では捕まらない。
虫網を持って捕まえるべし。おしっこに注意。
油で揚げたようなジージー、ジリジリという声が特徴。
アブラゼミ以外は羽は透明だが、これだけは茶色なのですぐ分かる。
▼ヒグラシ 山間部に生息 夕暮れにかなかなと鳴く
山間で夕暮れに、かなかな、と鳴きます。
とっても涼しげです。福岡では
油山にいます。
但し、油山市民の森では、生物・植物は持ち帰ることはできない。
このヒグラシは熊本で採取しました。
▼ニイニイゼミ 福岡市街地にもたまに見かける
羽が透明と茶色の斑点。福岡では殆ど見かけない。
子供は街にもいると言うが、私は見たことが無い。
このニイニイゼミも熊本で採取しました。
・・・
この蝉を含めて、トンボ、バッタ、ナナフシ、などなどで
夏休みの自由研究の昆虫標本を作成中です!
如何です? 観察してみるとうるさい蝉も楽しくなりますよ!
▼おまけ
オニヤンマの登場!
熊本山中で採取。当然、福岡にはいない(と思う)。
とにかく普通の赤とんぼと比べると格段に大きい。スピードも速い。
採取するのは至難の業です
▼オニヤンマ 体長15cm 羽の長さ20cmくらい
▼オニヤンマ 拡大 黄色の黒のコントラストがキレイ
オモチャのようなつくり。こんな生き物がいるなんて!
関連記事