牧のうどんとキャッシュフロー

iriek

2010年12月03日 18:48

牧のうどんのごぼう天を中麺で頂きました。最近はずっと固麺で注文していたのですが、
それだと普通のうどんになってしまい、あえて牧のうどんで食べる必要もないと言う事に
やっと気が付いた訳です。ここまで長い道のりでした・・・やっと牧のうどんを理解したかも?
※注:中麺:普通の柔らかさ=県外の方だとかなり柔らかいので注意

▼牧のうどん ごぼう天うどん(中麺) 400円


少し前に日本は世界に比べて中小企業の数が非常に多いという記事を書きましたが、
毎年多くの企業が生まれては消えていきます。何故、会社は潰れるのか?
今更、いちいち説明するほどの事ではありませんが、モノやサービスを売って、
その対価としてお金を受け取る時に赤字となれば会社は潰れるのではなく、
黒字でも会社は潰れます。これがキャッシュフローと言う考え方ですよね?
手持ちのキャッシュがあれば、(しばらくの間)赤字でも会社は潰れませんが、
手持ちのキャッシュが無くなれば黒字でも終わりです。そう言う観点で牧のうどんの
経営スタイルと観察すると、理想的なキャッシュフロー経営をしている事に気が付きます。

まず全て現金販売ですよね?そして恐らく使っている麺や天ぷらの代金は掛売で
翌月払いでしょう。毎日、仕入れた分の材料を売り切ったら営業が終了しますので、
在庫はゼロ・・・仕入れたものがたった1日で現金に変わる経営スタイル・・・、まさに
理想的なキャッシュフロー経営ですよね!
仕事と言うものは難しくすればするほど、
利益が減ると言いますが、まさにシンプル・イズ・ベストの経営です・・見習いたいです。

アメリカにも日本に比べて少ないですけど中小企業はあります。一番の違いは
キャッシュフローに対する考え方だと思います。大企業ならともかく、中小企業では
掛売なんて事はしないようです。問答無用で全額前払いが基本。掛売があったとしても
25%とか50%の前金を支払って初めて契約となるのが通例のようです。だからキャッシュが
ショートして倒産するのを防ぐために”資金繰り”に駆け回るという事がありません。何故か、
日本ではこの文化は浸透しませんので、牧のうどんを見習って上手な経営をしたいものです。

関連リンク: 牧のうどんとネギの関係

牧のうどん片江店
福岡市城南区片江4-1-20

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