パナソニックが三洋電機を買収方針
このニュースには驚きました。
金融危機に陥っている中、
米ゴールドマン・サックス、三井住友銀行、大和証券SMBCの3社が
三洋電機の優先株を売却したい、というのが最大の理由でしょう。
パナソニックは薄型テレビが好調で過去最高益と思います。
手持ち資金も1兆円を超えているので売却が実現する可能性はある。
一方の三洋電機は業績は悪くはなく、この4半期も黒字だと思います。
リチウムイオン電池事業は世界首位で、
パナソニックと合わせると一気に世界シェア50%になるそうです。
これがパナソニック側からみた買収の一番のメリットではないでしょうか?
パナソニックには2009年までに売上
10兆円という目標もあります。
但し、競合する家電製品、半導体といった不採算事業は
当然、統廃合するでしょうから、大きなリストラが待っているでしょうね。
経営の独自性も失われるし、SANYOブランドもどうなるのか?
今後の電機業界の再編を占う上での注目すべき案件と思います。
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