日米修好通商条約

iriek

2011年11月11日 22:19

諸外国から開国を迫られた幕府(日本)は、圧倒的な力の違いを見せつけられ、
ついに1858年(安政5年)に、アメリカとの間で日米修好通商条約を結ぶこととなった。
不安定な国際情勢の中で、急遽結ばれたこの条約により、神奈川・長崎・新潟・兵庫の
開港が決定され、自由貿易が認められた。実はこの条約、関税自主権がなく(貿易章程)、
治外法権を認めるという後世に語り継がれることになる不平等条約だったことは有名です。
その後日本は、オランダ・ロシア・イギリス・フランスとも同様の不平等条約を結ばされました。

日本という国は、諸外国の「食いもの」にされる事になったのです。

   ▼坂本龍馬


この幕府の弱腰外交に危機感を覚え、倒幕を実現したのはあの坂本龍馬でした。
『攘夷』という外国を排除する思想が生まれたのもこの頃ですが、結局幕府は倒れ、
明治時代になりました。その後、この不平等条約は、明治の終わりくらいに改正され
ましたが、坂本龍馬という人間がいなかったら、一体どうなってしまったのでしょうか?

本日、首相は「TPP交渉参加に向けて関係国との協議に入ることにした」と記者会見した。
さて、平成の坂本龍馬は現れるのか? きっと「攘夷ぜよ!」とか言うのだろうか?

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