Vista電源ボタン

iriek

2009年08月22日 10:00

Windows Vistaをお使いの方で、
スタートメニューからシャットダウンする時、
従来のXPまでのスタートメニュー”電源ボタン”の機能が、
スリープに変更されているのに戸惑う方は多いと思います。

▼スタートメニュー電源ボタン Vista


XPまでは、赤枠の電源ボタンでシャットダウンできましたが、
Vistaからはスリープ機能がメインとなり、起動時間を1分以下に
短縮しています。Vistaではこれがデフォルトの機能となりました。

 Vistaの電源ボタン機能変更による不具合
でも、スリープ状態だと、ちょっとマウスを触ると起動してしまうし、
第一、電力的にもエコでは無い。通常はスリープでも良いけれど、
仕事が終わったら、最後はキチンとシャットダウンしたいですよね。

そういう場合は、Vistaの場合やや面倒です。

▼Vistaのシャットダウン方法


電源ボタンの右にある鍵マークから入って、
メニューの”シャットダウン”を選択します。これで完全に停止します。

実はこのスリープという機能、面倒というだけではありません。

スリープ状態から復帰させる方法は二つあり、
①ハードウエアの電源ボタンを押す ②USB接続されたマウス
などの機器を動かす、等が考えられます。Vistaのこの機能は、
マシン依存性が高く、市場で売られているマシンでも
正常に動作しない場合が多々あるようです。
(例)DELL社のVostro200は機能しませんでした

さて起動しなくなった場合はどうするのか?

ハードウエアの電源ボタンを長押しして、強制終了し、
再起動するしかありませんが、これは異常終了になるので、
ハードディスクにクラスタができたり、最悪壊れたりします。
(注)クラスタ=読み書きできない領域

実は、弊社の経理用パソコンもこの状態になり、
ちょっと対策案を考えたので備忘録も兼ねて紹介します。

スタートメニューの電源ボタンをシャットダウン機能に変更します。
これで、XPまでの使い勝手に戻る、という訳です。

 Vistaスタートメニューの電源ボタンをシャットダウン機能に変更する
スタートメニュー > コントロールパネル > システムとメンテナンス

をクリックしていきます。

▼システムとメンテナンス


こちらから電源オプションを選択します

▼電源プラン


お使いの環境に応じて、いくつかの電源プランが表示されると思います。
例えば、省電力、高パフォーマンス、等々。追加、削除もできるので
表示されているプラン数もまちまちだと思います。

選択されている電源プランの下にある、
プラン設定の変更、をクリックします。

▼プラン設定の変更


ここでは、時間を設定することができます。
今回は機能を変更したいので、ここはスルーして、
詳細な電源設定の変更、をクリックして下さい。

▼詳細な電源設定の変更


電源オプションのウインドウで、詳細設定というタブが開いていると思います。
このウインドウでかなり詳細に電源設定をカスタマイズすることができます。

電源ボタンとLID > [スタート]メニューの電源ボタンの操作

を開くと、スタートメニューの電源ボタンの機能設定があります。
デフォルトでは、Vistaの場合、スリープになっているはずです。
ノートパソコンの場合は、バッテリ駆動/電源に接続、の二つがあります。

これを、スリープ状態 ⇒ シャットダウン、に変更して下さい。

適用、または、OKでウインドウを閉じれば作業は終了です。
これで、スタートメニューの電源ボタンからシャットダウンできるようになりました。

ちょっと快適になったでしょう?

 スリープ状態からの復帰の関する不具合に関して
スリープ状態からうまく復帰しない場合の対策についても、
少し説明しておきましょう。但し、これはハードウエア依存性があります。

USB設定 > USBの選択的な中断の設定

の設定を変更してみてください。まず有効になっていますか?
お使いのハードウエアにより、”ハイブリッド”等々の設定がある
ケースもありますので、色々設定を試してみてください。きっと
貴方のマシンに最適な設定が見つかり、不具合は解消されます。

以上、お役に立てれば幸いです。

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