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2009年01月30日

ドラえもんの最終回



のび太とドラえもんに別れの時が訪れます。
それは、なんともあっさりと...。

のび太はいつものように、宿題をせずに学校で叱られたり、
はたまたジャイアンにいじめられたり、時にはスネ夫の
自慢話を聞かされたり、未来のお嫁さんであるはずの
しずかちゃんが出来杉との約束を優先してしまう、などなどと、
とまあ、小学生にとってはそれがすべての世界であり、
一番パターン化されてますが、ママに叱られたのかもしれません。
とにかく、いつものように、あの雲が青い空に浮かんでいた、
天気のいい日であることは間違いないことでしょう。
そんないつもの風景で、

ドラえもんが動かなくなっていました...。

当然、のび太にはその理由は分かりません。喋りかけたり、
叩いたり、蹴ったりしっぽを引っ張ってみたりもしたでしょう。
なんの反応も示さないドラえもんを見てのび太はだんだん
不安になってしまいます。付き合いも長く、そして固い友情で
結ばれている彼ら、そしてのび太には動かなくなった
ドラえもんがどういう状態にあるのか、小学生ながらに
理解するのです。その晩、のび太は枕を濡らします。

ちょこんと柱を背にして座っているドラえもん...。

のび太は眠りにつくことができません。
泣き疲れて、ただぼんやりしています。無駄と分かりつつ、
いろんなことをしました。できうることのすべてをやったのでしょう。
それでも何の反応も示さないドラえもん、泣くことをやめ、
何かしらの反応をただただ、だまって見つめ続ける少年のび太。
当然ですがポケットに手を入れてみたり、
スペアポケットなんてのもありましたが動作しないのです。

そして、なんで今まで気付かなかったのか、のび太の引き出し、
そう、タイムマシンの存在に気がつくのです。ろくすっぽ着替えず、
のび太はパジャマのまま、22世紀へとタイムマシンに乗り込みます。

これですべてが解決するはずが...。

のび太は、なんとかドラミちゃんに連絡を取り付けました。
しかし、のび太はドラミちゃんでもどうにもならない問題が
発生していることに、この時点では気が付いていませんでした。
いえ、ドラミちゃんでさえも思いもしなかったことでしょう。
「ドラえもんが治る!」、のび太はうれしかったでしょう。せかすのび太と
状況を完全には把握できないドラミちゃんはともにかくにも20世紀へ。

しかしこの後に人生最大の落胆をすることになってしまうのです。
動かないお兄ちゃんを見て、ドラミちゃんはすぐにお兄ちゃんの
故障の原因がわかりました。正確には、故障ではなく電池切れでした。
そして電池を交換する、その時、ドラミちゃんはその問題に気が付きました。

予備電源がない...。

のび太には、なんのことか分かりません。
早く早くとせがむのび太にドラミちゃんは静かにのび太に伝えます。
『のび太さん、お兄ちゃんとの思い出が消えちゃってもいい?』
当然、のび太は理解できません。なんと、旧式ネコ型ロボットの耳には
電池交換時の予備電源が内蔵されており、電池交換時にデータを
保持しておく役割があったのです。そして、そうです、

ドラえもんには耳がない...。

のび太もやっと理解しました。そして、ドラえもんとの思い出が甦ってきました。
初めてドラえもんに会った日、数々の未来道具、過去へ行ったり、
未来に行ったり、恐竜を育てたり、海底で遊んだり、宇宙で戦争もしました。
鏡の世界にも行きました。どれも映画になりそうなくらいの思い出です。

ある決断を迫られます。

ドラミちゃんは、いろいろ説明をしました。ややこしい規約でのび太は
理解に苦しみましたが、電池を交換することでドラえもん自身は
のび太との思い出が消えてしまうこと、今のままの状態ではデータは消えないこと、
ドラえもんの設計者は、設計者の意向で明かされていない(超重要極秘事項)ので
連絡して助けてもらうことは不可能であるという、
これはとっても不思議で特異な規約でありました。

ただ修理及び改造は自由であることもこの規約に記されていました。

のび太、人生最大の決断をします。

のび太はドラミちゃんにお礼を言います。
そして「ドラえもんは、このままでいい。」と一言、告げるのです。
ドラミちゃんは後ろ髪ひかれる想いですが、
何も言わずにタイムマシンに乗り、去っていきました。
のび太、小学6年生の秋でした。


あれから、数年後...。


のび太の何か大きく謎めいた魅力、そしてとても力強い意志、
どこか淋しげな目、眼鏡をさわるしぐさ、黄色のシャツと紺色の短パン、
しずかちゃんが惚れるのに時間は要りませんでした。
外国留学から帰国した青年のび太は、最先端の技術をもつ企業に就職し、
そしてまた、めでたくしずかちゃんと結婚しました。
そして、それはそれはとても暖かな家庭を築いていきました。
ドラミちゃんが去ってから、のび太はドラえもんは未来に帰ったと
みんなに告げていました。
そしていつしか、誰も「ドラえもん」のことは口にしなくなっていました。
しかし、のび太の家の押入には「ドラえもん」が眠っています。
あの時のまま...。

のび太は技術者として、今、「ドラえもん」の前にいるのです。

小学生の頃、成績が悪かったのび太ですが、彼なりに必死に勉強しました。
そして中学、高校、大学と進学し、かつ確実に力をつけていきました。
企業でも順調に、ある程度の成功もしました。
そしてもっとも権威のある大学に招かれるチャンスがあり、
のび太はそれを見事にパスしていきます。
そうです、「ドラえもん」を治したい、その一心でした。
人間とはある時、突然変わるものなのです。

それがのび太にとっては「ドラえもんの電池切れ」だったのです。
修理が可能であるならば、それが小学6年生の
のび太の原動力となったようでした。自宅の研究室にて...。

あれからどれくらいの時間が経ったのでしょう。
しずかちゃんが研究室に呼ばれました。
絶対に入ることを禁じていた研究室でした。
中に入ると夫であるのび太は微笑んでいました。
そして机の上にあるそれをみて、しずかちゃんは言いました。

ドラちゃん?

のび太は言いました。

しずか、こっちに来てごらん。
今、ドラえもんのスイッチを入れるから


頬をつたうひとすじの涙...。

しずかちゃんはだまって、のび太の顔を見ています。
この瞬間のため、まさにこのためにのび太は技術者になったのでした。
なぜだか失敗の不安はありませんでした。
こんなに落ち着いているのが辺だと思うくらいのび太は、
静かに、静かに、そして丁寧に、何かを確認するようにスイッチを入れました。

ほんの少しの静寂の後、長い長い時が繋がりました。

のび太くん、宿題は済んだのかい?

ドラえもんの設計者が謎であった理由が、明らかになった瞬間でもありました。
あの時と同じように、空には白い雲が浮かんでいました。


---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---+---


泣いちゃいましたか?

10年以上前にネットで流れてきたネタです(もちろんウソ)。
だけど、たまには、こんなのも良いですよね?


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この記事へのコメント
今銀行の長い待ち時間に読んで泣きそうでした(泣)ドラえもんの映画はほとんど見ている私です☆のび太みたいなうちの息子も何かをきっかけに変われるかもと思っちゃいましたよ(笑)
Posted by りん×2 at 2009年01月30日 10:41
わぁぁぁぁぁぁ~!!!(泣)

ドラえもぉぉぉぉぉぉん!!!(泣)

って、なりました・・・(^^)
Posted by samuraihairsamuraihair at 2009年01月30日 11:11
iriekさんへ
う~~ん!すごいお話。よくできてますね。
感動しました!!
Posted by kiyomikiyomi at 2009年01月30日 11:23
もう!!
真剣に読んだ!!
でも、心が熱くなったよ!!
やれば出来るって事ですよね。子供達の未来のために!

          エル

                
Posted by ナイス天神ナイス天神 at 2009年01月30日 12:57
>りん×2さん
泣いちゃいましたか~、
自分も最初に読んだとき不覚にも涙がでてきました(泣)

当時は子供はいませんでしたが、今になって読み返すと、
子供とのび太を重ねてみてしまいますね。


>samuraihairさん
こっちも、泣いちゃいましたか~!
のび太みたいに、強く、賢く生きていきましょう!


>kiyomiさん
素人さんが書いたものだと思いますが、
ネットで全国に広まった有名な文章ですから、今読んでも良くできてますね!

しっかり子供の心で読んで、感動しましたね?(笑)


>エルさん
もう!(怒)ってくらい・・・真剣に読んじゃいましたか~?(笑)

一生懸命にやれば、”のび太”にだってできるって事。
要は、『やる気』とその『きっかけ』だけなんですよね。子供たちを応援しましょう!
Posted by iriekiriek at 2009年01月30日 15:48
深イイ〜っ!ですね〜(T_T)
こんな最終回だったら、子供に観せてあげたいですね!
Posted by 木こり at 2009年01月30日 17:10
>木こりさん
意外に深い内容でしょう!
この内容で、映画化したら結構良い映画ができるかも?
子供たちに観せて、何かのきっかけになればと思いますよね。
Posted by iriekiriek at 2009年01月30日 18:47
ドラえもんの映画を見ては、感動していた頃を思い出しますね(^o^;


やべ(^m^


泣けてきた(汗)
Posted by たこばす㈱ at 2009年01月30日 19:26
>たこばす㈱さん
こっちも、泣いちゃいましたか~!3人目です(笑)

ドラえもんの映画結構侮れないですよね~、良く考えて作られてますよね。
子供たちもドラえもんが大好きなので、そのうち映画に連れて行こうかなぁ。
Posted by iriekiriek at 2009年01月30日 20:39
私の知っているドラえもんの話で一番いいお話です。
Posted by egorinegorin at 2009年01月30日 22:00
>egorinさん
何しろ、『ドラえもんの最終回』ですから~(笑)
でもホントに良い話ですよね!
Posted by iriekiriek at 2009年01月30日 22:04
号泣してます。
鼻水でてます。。

最近のドラえもんの声でなく
昔のドラえもんの声が聞こえてきそうでした。。。
Posted by みかんみかん at 2009年01月30日 23:54
>みかんさん
おぉ~夜中に号泣してますか?
しかもドラえもん(大山のぶ代?)の声まで聞こえてきましたかー!

自分も最近、涙腺が弱いので直ぐに涙がでちゃいます。
Posted by iriekiriek at 2009年01月31日 00:15
iriekさん ! ! ありがとうございます!

このページ 見てよかった~~~~
ドラちゃんの映画 「おばあちゃんの・・・」を
子供の付き添いでいったはずなのに 涙 涙 で 感激したのですが

あの感動が  いえいえ それ以上の感動でした
Posted by hanabusahanabusa at 2009年01月31日 09:40
(;_;)( ;_)( ;)( )(; )(_; )(;_;)(T-T)うるうる~
朝から~ グスグス (><。)。。

本当にありがとう

まだ、ドラえもんを欠かさず見てる子供と一緒に読みたいと思います。
Posted by パソぴよパソぴよ at 2009年01月31日 10:45
>hanabusaさん
ありがとうなんて・・・どういたしまして!
ブログを書く励みになります。

ドラえもんの映画『おばあちゃんの思い出』でしたっけ?
あれは感動しますよね!漫画とテレビでも観た事がありますよ!

あれ以上の感動とは・・・
このネット上の文章、10年経ってもまだまだ名作ですね。


>パソぴよさん
朝から泣いちゃいましたか~?紹介してヨカッタです。

是非、お子さん達にも見せてください。
パソぴよさんのお子さんたちなら、きっと泣いちゃうと思いますよ!
Posted by iriekiriek at 2009年01月31日 12:17
頭の中で空想しながら読んでたら感動して目が
ウルウルしてきたじゃないですか~
最後のオチは反則です!!


でも未来ののび太はすごい技術者ってのは間違いじゃないですよね?
昔、TVでみたような・・・


それから再起動した時のドラえもんは大人になったのび太と認識して
「宿題は済んだのかい」と言ったのか?気になります。

ジョン
Posted by ナイス天神 at 2009年01月31日 12:41
いい最終回だなあ~。
「さよならドラえもん」も号泣モノだったけど、
これも映像で見たらかなり泣いちゃう~。
Posted by ノラノラ at 2009年01月31日 13:13
>ジョンさん
あれれ、ジョンさんも泣いちゃいましたか~?
最後のオチが良いんですよね!

再起動後のドラえもんが、何故大人になったのび太を認識できたのか?
タイムマシンで旅行したときでも、生まれてから死ぬまでののび太を認識
していたので、何か特別な方法があるんでしょうね(笑)


>ノラさん
ホントに良くできた良い話ですよね!
映像で観たら、ノラさんもきっと泣いちゃうと思うよ~(笑)
Posted by iriekiriek at 2009年01月31日 13:40
私も、読みながら、ちょっとウルっとなりました。
が、ウソだったとは・・・。

読んでると、ドラえもんを見ていた頃の童心に
かえったような気持ちなりました。

夢があるマンガでしたよね~。
Posted by よかろうもん!よかろうもん! at 2009年02月01日 01:00
>よかろうもん!さん
ははは、泣いちゃいましたか~?
そう、ウソなんですが、こんなウソなら大歓迎ですよね?

ドラえもんって本当に、
面白いし、夢があって、感動もある、良い漫画ですよね!
Posted by iriekiriek at 2009年02月01日 09:23
遅ればせながら今、拝見しました。(神妙な気分)
よく出来ているストーリーですねぇー
どなたの作なのか知りたい位です。
良いお話です。子供たちもドラえもんを卒業しましたが、
こんな展開を教えてあげようかと思います。
Posted by みやちゃんみやちゃん at 2009年02月01日 20:21
>みやちゃんさん
良い話ですよね!ソースはどこか?考えたことなかったです。
ちょっと調べてみましたが、驚く事実が・・・・!

1.「ドラえもん」最終話、勝手に出版した男性が謝罪
http://www.asahi.com/culture/news_entertainment/TKY200705290047.html
2.ドラえもん最終話同人誌問題
http://ja.wikipedia.org/wiki/田嶋安恵

これは、びっくりしました!
本人にはもちろん悪気はなかったようで、ちょっと残念ですね。
Posted by iriekiriek at 2009年02月01日 20:55
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