いり江の福岡生活

今日、私が学校から帰ると、お母さんが、
「お兄ちゃんの机を拭いていて金魚鉢を落として割ってしまった。
もっと気を付ければ良かったのに、お母さんが悪かった」と言いました。

するとお兄ちゃんは、
「僕が端っこに置いておいたから、僕が悪かった」って言いました。

でも、私は思い出しました。
「昨日お兄ちゃんが端っこに置いた時私は危ないなって思ったのに
それを言わなかったから、私が悪かった」と言いだしました。

夜、帰ってきてそれを聴いたお父さんは、
「いや、お父さんが金魚鉢を買う時、丸い方では無く
四角い方にすれば良かったなあ。お父さんが悪かった」と言いだしました。

そしてみんなが笑いました。
うちではいつもこうなんです。うちの家はいつもみんなが悪いんです。

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ある小学生の作文だそうです。

これを家族ではなく、仕事に置き換えるとどうなるでしょうか。
人間は自分の行動を正当化するように考えます。たとえそれが間違っていても。
自分は正しい、悪いのは相手の方だと、無意識のうちに考えてしまいます。

でも、そこからは何も生まれないと思います。

何か問題が起こった時、自分が悪かった、と考えるのは極端ですが、
問題が起こらない様にする為に、自分に何か出来る事は無いのか？と
考える事はとても大事なことだと思います。非難したり、罵倒したりすることは
自分を正当化し、自分だけの気持ちを楽にしますが、そこからは何も生まれない。

悪いのは自分であると考える。

・・・

これ、実は自分が言った訳ではなく・・・、
経営者の先輩から聞いた話に、前置きを加えたりして、多少脚色しました(笑)
日々、学ぶべき事は本当に多いですよね。

自分は最近の経営セミナで良く使う「感謝」を連呼するのは
どうも軽々しく感じるので、代わりにこの言葉を載せておきましょう。